雑多庵 ~映画バカの逆襲~

管理人イチオシの新作映画を紹介するブログです。SF、ホラー、アクション、コメディ、ゲーム、音楽に関する話が多め。ご意見・ご感想、紹介してほしい映画などあれば「Contact」からメッセージを送ってください。あと、いいお金儲けの話も募集中です。

予告編に騙されて見てしまった・・・

signal_ver5



上の予告編だが、なんか面白そうに見えるでしょ?
少年たちがスゴイ能力を手に入れてうんぬんかんぬんっていう、『クロニクル』っぽさはあるじゃないすか?

でもね、実際に見てみると『クロニクル』のようなパワーはないのだよ。



謎が連続するから「これ、どうなるんだ?」という興味で見続けることになるものの、演出や画作りに熱量を感じないし、ひたすら地味なので正直100分ぐらいの上映時間でも長いと思ってしまう。しかも、肝心の謎はほとんど良く分からないままに終わってしまうし、回収されていない伏線も多い。伏線は回収する必要も場合によっては無いと思うが、思わせぶりな要素をちらつかせて観客を困惑させておいて、大して見せ場が無いままに終わってしまうのはいかがなものかとは思う。

映画としての見せ場は主人公の能力が発揮されるラストのシーンなのだろうが、見せ方があんまりうまくない。というか、動きを感じないのだ。その最大の要因はアクション的においしい能力発揮シーンをほとんどスローモーションで見せてしまっていることだろう。スローモーションにもいろいろあるが、本作の場合はラース・フォン・トリアーが『アンチクライスト』や『メランコリア』の冒頭でやっていたような絵画のように動画をじっくりと見せるもの。それはそれでいいのかもしれないが、能力者の暴走を大友克弘の「AKIRA」的に見せてくれることを期待してしまう今の観客には期待はずれ。トリアーの場合ならば、じっくりと美しい画面で意地の悪いシーンをみせるというえげつないスローモーションで病んだ映画ファンを楽しませるが、本作はそういうゲスい楽しさもなければ、能力の凄さを実感することもない。

ちょっとネタバレをしてしまうと、主人公の手に入れる能力は「ものすごく速く走れる」というものだが、走り始めの場面が無くて相対的に遅い対象物が映っていないから「速い!」とほとんど思えない。スピードを感じないのだよ!監督には「サイボーグ009」でも読んで速く動く人間をどう演出するべきかを勉強してほしい。ていうか、カッコよく見せようという気があったかも怪しい。冷たすぎるんだよ。場面的にもっと人物への熱意を出しても良かったと思うぜ?アート的なセンスやハッタリを利かせる能力はあると思うから、今度はもっと派手さのある作品に挑戦してくれることを願う。とりあえず、漫画で加速装置をどう表現するかを考え抜いた石ノ森章太郎はやっぱり偉大だなと!

009


あと、モーフィアスことローレンス・フィッシュバーンが出てます。
最近はドラマの「ハンニバル」でもいい存在感を出していた人ですが、本作でも異常なほどの存在感(笑)
あの大きい顔がずっと防護服に窮屈そうに収まっているから余計に威圧感が(笑)

↓ランキングに参加しています。クリックで応援よろしく!
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村
スポンサードリンク


コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット

トラックバック