雑多庵 ~映画バカの逆襲~

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タイトルがかわいい感だし、予告編がベイマックス風になっているのがなんとも言えない感じだったが、やっぱり『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプは違った。ハードなバイオレントSFである。

チャッピー

警官ロボットとして作られた個体がカチコミの際に破損し、スクラップになりかけたところに警官ロボットの開発者が完成させたAIをインストール。だが、犯罪者にロボットは奪われ、「チャッピー」と名付けられることに。最初は赤ん坊同然だったものの、周囲の影響を受けて急速に成長していく。

ここまでは『ベイマックス』のようではあるものの、チャッピーを育てるのは犯罪者カップルというのがポイント。「パパ」が分かりやすすぎるほどにギャングスタ・スタイルのため、「マザファッカ!」やら「ビッチ!」などといったギャグスタな話し方を習得し、ギャングスタな銃の撃ち方(斜めに構えて撃つアレ。狙いが定まらなくなるので訓練を受けた人間なら絶対にやらない撃ち方)や、ナイフの使い方か、さらには手裏剣やヌンチャクの使い方まで教え込まれる。

ちなみに犯罪者カップルを演じるのは二人とも南アフリカ(監督の出身地)で有名なミュージシャンらしく、男の方は「ニンジャ」というそうな笑 だから手裏剣なんすね!隠れ家でガンガン流れている音楽はほとんどがニンジャとヨーランディ(「ママ」役の方)の曲。

「パパ」はヤンチャだが、「ママ」はチャッピーを息子のように感じるようになっていく。
愛情を受けて「ママ」が大好きになっていくチャッピー。えー話や。下手に子役出した映画より泣ける。俺は泣いた!

だが、ハッピーエンドのまま終わっては映画にならない。

次第に人間のダークサイドも知っていくチャッピー。

「人間はなぜ暴力が好きなんや、、、人間嘘つきばっかや、、、」

そこに襲いくるウルヴァリン!もとい、ヒュー・ジャックマン!!

いつも脱いでるヒュー・ジャックマンだが、今回は脱がない代わりにほとんどのシーンで半袖短パンだ!!

元軍人で脳波で遠隔操作するロボット兵器を作ったものの、警官ロボットの普及で開発費が削られっぱなし。ロボットごときに人間様の安全が守れるかよっ!ってことでチャッピーのスキャンダルを画策する。プライベートではものすごくいい人だが、本作では気持ちいいぐらいに悪いやつを好演している!

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クライマックスではロボットを起動し、ハードなファイトを繰り広げる!
日本版は若干のカットがあるものの、このロボットの暴れっぷりが最高なので間違いなく燃える!!
最大のクライマックスではそれまではチャライ兄ちゃんだったニンジャが男を見せる!ウォォォォー!!!

Chappie-Candy_Killer-Poster
『ロボコップ』に出てくるED209にクリソツな二足歩行ロボ。兵器としてのバイオレントさがいいねぇ

そしてこれだけ燃える展開の後に非常にSFらしいというか、軽くネタバレな気もするが、『攻殻機動隊』を思い出させる展開に突入して映画は終わる。こればっかりは予想外だった。インタビューでは士郎正宗(『攻殻機動隊』の作者)からの影響はデザイン的な面だけだと言っていた気がするが、このラストを見る限りは嘘だろ?こういいたくなるほどには良く似ている。



デザイン的なことと言えば、チャッピーの耳がついたようなデザインは士郎正宗の『アップルシード』に出てくるロボットのデザインに近いが、警官ロボットであることを考えれば、『機動警察パトレイバー』の方に近いと言うべきだと思う。

ニール監督はヌルくなったとか、大した話じゃねぇとか、あのラストでいいのかよ?とか色々文句をつけたくなる人もいるだろうが、個人的には気に入った。ロボットに感情移入させる日本の漫画やアニメの得意技、ロボバトルに燃え、最後には将来起こりうる出来事を提示して終わるSF的面白さ。筆者の好きな要素がふんだんに取り込まれた熱量の高い映画だ。アメリカではコケてしまったが、アニメや漫画で似たようなテーマに多く触れている日本人なら間違いなくハマれるはず!お勧めする!

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