雑多庵 ~映画バカの逆襲~

管理人イチオシの新作映画を紹介するブログです。SF、ホラー、アクション、コメディ、ゲーム、音楽に関する話が多め。ご意見・ご感想、紹介してほしい映画などあれば「Contact」からメッセージを送ってください。あと、いいお金儲けの話も募集中です。

毎年9月の半ばごろには石川県金沢市に全国から映画通が集う。彼らの目的は「カナザワ映画祭」。市民有志によって運営されている地方映画祭なのだが、客層がやたらとディープ。というか、オッサン率が高い笑 なぜ、彼らは金沢に来るのか?それは上映作品のラインナップを見ていただくとご理解いただけるだろう。

特集を組んでテーマごとの作品選定が行われているが、その特集は

「田舎ホラー大全科」、爆音メル・ギブソン、爆音カーペンター、野外上映キングコング・・・

タイトルだけでビンビンきてしまう映画ファンも多いのではなかろうか?
作品も『SF/ボディ・スナッチャー』、『悪魔のいけにえ』、『脱出』といった有名な作品から、『スパイダー・ベイビーあるいは(最も狂気な物語)』、『山の一家』のようなタイトルも聞いたことがないような作品、さらには日本未公開の中国映画やインド映画まである。娯楽作品が中心であり、ホラー・SF系の野蛮で恐ろしく、楽しい世界を体験したい人ならば間違いなく楽しめるものばかり。それでも知らない映画を見るのは不安、という人には心配するなと言いたい。主催者の小野寺氏のセレクトにハズレはない。コンペティションを中心とした映画祭ではないので、そもそも面白くないと判断された映画は上映されない。

特集にピンときたらとりあえず見とけ。話はそれからだ!

主催の「かなざわ映画の会」の公式サイト↓
http://www.eiganokai.com/

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2015年のカナザワ映画祭は9月19日から23日まで。世間ではシルバーウィークと呼ばれる連休の時期だ。同時期の金沢市内では「金沢ジャズ・ストリート」も開催。街中でプロ・アマの多くのミュージシャンによる演奏を聴くことができ、特別ゲストとして世界的に有名なジャズメンが出演する場合もある。今年はデイブ・ウェックルが来る!・・・って脱線してしまった!

筆者が今年のカナザワ映画祭で最初に見たのは『悪魔のいけにえ 4Kマスター版』。

特集「田舎ホラー大全科」の一つとして上映された本作だが、そもそも「田舎ホラー」とは何か?映画祭パンフレットから引用すると「コイツらには話も常識も通じない!都会人が田舎に行ってヒドイ目に遭う恐怖!」とある。『悪魔のいけにえ』のあらすじを紹介するとわかりやすいだろう。

アメリカ南部、テキサスをワゴン車で移動する若者たち。たまたま見かけた「臭そうな百姓」(字幕に準拠)のヒッチハイカーを乗せてあげるのだが、この男、どう見てもアブない。屠殺場で働いた話をやたら詳細に話し出すわ、いきなりナイフで自分の手を切るわ、ドン引きした若者たちの写真を撮ったかと思えば、「いい写真だから買え」とまで言う。そして、買うのを断ればナイフで切りつけてくる始末。

「やっぱり田舎のどん百姓はキチガイだ!」

車から放り出されてもなお、車に蹴りを入れ、「てめぇらブッ殺してやる!」と迫る男に恐怖する若者たち。この時点で田舎ホラーの要件は十分に満たしているのだが、真の恐怖はこれからだ。

やっとのことで逃れた一行だったが、ここでそのまま都会に帰ればいいものを、寄り道をしてしまうわけだ。アメリカで他人の敷地に入ったら撃ち殺されるとは聞いたことがないのかお前らは!案の定、立ち寄った先にいた住人がコレ

Texas

どう見ても「お茶でもどうぞ」と温かく迎えてくれそうにはない笑
まぁ、家畜のごとくハンマーで頭カチ割られるんですけどねー。カナザワ映画祭では爆音仕様になっていたので、ハンマーでたたいた時のドスッ!って音が腹に響くんだ。

この後の展開は予想できると思うが、要は大殺戮の展開ですよ。
コイツのメイン武器はハンマーではなく、電動のこぎり!ホラ、「バイオハザード4」に麻袋かぶったヤツ出てきたでしょう?あれの元ネタがこれ。ゲームで味わった恐怖を追体験するためにも絶対に見ておくべし!そして、電動のこぎりの駆動音が怖いのなんのって。前半は田舎ホラーないやらしさをじっくりと描き、後半では観客を本気で殺しにかかるような畳み掛ける演出で攻めまくり!「被害者の叫び+電動のこぎりの駆動音+胃をキリキリさせるような音楽」による音響演出は爆音上映によって3倍ぐらいの威力になっていたのではなかろうか?特にラストの「電動のこぎりの舞」は頭おかしいんじゃねぇの?ってぐらいの轟音となっていた。あと10秒聴いていたら廃人になっていたかもしれん。

問題の4Kマスターだが、荒い質感ながらもやたらと生々しさのある映像となっていたと思う。スクリーンで見たことはなかったので、比較はできないのだが、アップになったカットでもクリアだった。記録映像のような雰囲気もあって、現実にいるのかも?と思わせるだけの説得力はマスターが良いことも影響しているのだろう。

この4Kマスター版はブルーレイでも発売されるが、これに合わせて劇場上映もされるので、この機会を逃さずに見ておいたほうがいい


ホラー映画の古典にして、現在の間隔で観ても強烈な印象を残す大傑作。これを観ずして田舎ホラーを語ることなかれ!

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