雑多庵 ~映画バカの逆襲~

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カナザワ映画祭2015レポート第二弾は野外上映での『キングコング』(1933)!

9月19日夜に横安江町商店街の通りをジャックして行われた上映会では、商店街の皆さんのご協力もあって大盛況!カナザワ映画祭の本会場はオッサンばかりかつ、攻めたラインナップになっているのでファミリーで楽しむには敷居が高いのだが(そもそも映倫からR指定にされている作品も多い)、このイベントでは地元の家族連れも多く、ガキども子供たちの反応も豊かなにぎやかなイベントとなった。上映前には「サイドウォーク・サロン・オーケストラ&安達孝行」
によるミニライブもあり、イベントを盛り上げてくれた!7弦のアコースティックギターは初めて聴いたなぁ。

終演後には『孤高の遠吠』を表にした映画祭のパンフレットを配るエテ公の着ぐるみがいた。この中はまさか・・・

ちなみに、本会場のほうでも「ゼロ歳からの映画館」と称した戦前の国産アニメーションを生伴奏(こちらもサイドウォーク・サロン・オーケストラの方々によるもの)つきで上映する会も行われたのだが、こちらは筆者は行けなかったので、詳細は他をあたってくれ。

King-Kong-1933

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キングコング自体はあまりにも有名な怪獣なので、知らない人は珍しいと思うが、オリジナルの1933年版を見たことがある人は少ないと思う。筆者も通しで見たのは初めて。怪獣好きを自称しておきながら恥ずかしいことである。

物語はアメリカの映画監督が新作を作ろうとするところから始まる。
この監督が作っているのは秘境に分け入って世界中の変なものを撮りまくるドキュメンタリー的劇映画。ヤコペッティの『世界残酷物語』のようなものか。

新作のネタに選んだのは伝説の怪物コングが棲むとされる島。
このネタを選ぶ時点で胡散臭い監督なんだが、街で金に困った美人を見つけてやや強引に主演女優に抜擢するあたりなんかはかなり怪しい。「断りきれずにヤらせちゃう」みたいなシリーズがAVであった気がするが、まさにああいう胡散臭さだ。こんな監督が仕切る映画なので、スタッフたちも不安だらけ・・・。中国人コックも「イモの皮むき疲れたアル・・・」(字幕でも語尾にアルがついていた笑 ステレオタイプな「中国人」として描かれているのでこれで正解だと思うが)と言い出す始末。

ようやく着いた先ではクロンボの土人(1930年代の映画なので差別用語は普通に使われる)がコングを神とあがめ、生贄を差し出していた。土人たちはブロンド美人のフェイ・レイを誘拐し、コングの生贄にしてしまう!

KONG
コングが出た!

コングの棲む島では現代に生き残る恐竜も多く生息。島の王であるコングは恐竜たちを次々と倒していく!CGのない時代なのでバトルシーンはストップモーションアニメで制作されている。特撮界の巨匠、円谷英二はゴジラを作る際にこの手法をまねしようとも考えたそうだが、時間がかかりすぎるために着ぐるみ方式を考案したのは有名な話。モノを動かしているからこその重量感はCGでは味わえないものだし、敵の死亡を確認する妙にリアルなコングの描写は可愛げもあって楽しい。

可愛さもあるコングだが、人間たちの攻撃を受けるとその表情は一変。人間たちを拾い上げて食い殺し、踏み潰す!コイツは可愛いゴリラさんなんかじゃねぇ、狂った怪獣だ!『進撃の巨人』もびっくりな殺戮描写に子供たちもビビッていた!

大殺戮の末、監督が持ち込んでいたガス爆弾で捕えられたコング。あれだけ犠牲者を出したのにちゃっかり見世物にして儲けようとするあたり、やはりこの監督は狂っている。まぁ、怪獣をそう簡単にはコントロールできないわけで、ニューヨークでもコングは大暴れ。

ラストはフェイ・レイとともにエンパイア・ステート・ビルに登っていく名場面。そこからの顛末はハッピーエンドではあるが、怪獣好きの人間としては人間たちにいじめられるコングがかわいそうに思えてならない。

Kong1

怪獣映画のクラシックとして必見だし、単純に面白い。それとなく、怪獣の悲哀を感じさせる台詞があるのも気が利いている。一度は見るといいと思う。

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