雑多庵 ~映画バカの逆襲~

管理人イチオシの新作映画を紹介するブログです。SF、ホラー、アクション、コメディ、ゲーム、音楽に関する話が多め。ご意見・ご感想、紹介してほしい映画などあれば「Contact」からメッセージを送ってください。あと、いいお金儲けの話も募集中です。

最近は配信でよく映画を見るんですよ。

インターネット配信サービスはすごいもので、見逃していた割と最近の映画や、レンタルでもあまりおいていないものを配信していたりするのです。今回はAmazonビデオで見た映画『狼の死刑宣告』(2009年、アメリカ)の話。

DeathSentence
 
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・ あらすじ
 ケヴィン・ベーコン演じる投資会社の副社長は二人の息子と妻と幸せな日々を送っていた。だが、長男のホッケーの試合からの帰り道で事件が起こる。ガソリンスタンドの売店に買い物に入ったところを覆面を被った集団が襲撃し、たまたま居合わせた長男は殺害されてしまった。父親は逃げようとする犯人の顔を見ていたため、逮捕はできたが、目撃者が父親のみ、凶器も発見されておらず、店には監視カメラもなかったため、終身刑にするには不十分とされてしまう。息子を殺した男が懲役数年でいいわけがない・・・世の中不公平なことばかりじゃないか!父は報復を決意する。そして、男への報復には成功する。だが、それはギャングたちとの血みどろの戦争の始まりを意味した・・・

 主演は皆、大好きなベーコン!外道演技といったらこの人!ケヴィン・ベーコンですよ!! 

 ケヴィン・ベーコンと言えば、どの映画を思い浮かべます?
 
今見ると違和感がスゴイ80sダンス映画『フットルース』?
田舎で地中をうごめく巨大怪獣と戦う楽しい映画『トレマーズ』?
 ポール・バーホーヴェンが透明人間になった場合を欲望のままに描いた最高に下品な映画『インビジブル』?
X-MENシリーズの最高傑作にして最高な悪役をベーコンが演じた『X-MEN ファースト・ジェネレーション』 ?
割と普通にいい人役もハマっていたラブコメの良作『ラブ・アゲイン』?
ドラマシリーズの『フォロイング』?

どれもいいんですけど、 この『狼の死刑宣告』もかなりいいベーコンです。

序盤は普通のサラリーマンのおじさんなんですけど、 やはりベーコンはヤるときには殺る人。
報復を決意した時にはきっちり尾行し、居所を確認。そして家に帰って武器を用意してから襲撃、ナイフを何回もブッ刺す!慣れないながらもきっちり殺しにいくところがいいですねぇ笑 最初は慣れていないものの、後半になるにつれていつものアグレッシブなベーコンになっていくので、ためらいのない殺りっぷりが堪能できます。最初と最後では表情も見た目もまるで異なるベーコンの熱演をぜひ見てください。

ベーコンの全力演技が光っているシーンと言えば、中盤の立体駐車場でのチェイスシーン。ギャングに追われたベーコンが上へ上へと逃げていくのですが、リアルに息切れしつつも全力で走っていく様子をワンカット長回しで撮影したこのシーンが撮影テクニック的にもお見事。立体駐車場を横にも縦にも動きまくるカメラワークがすごいのでおおっ!ってなること必至です。このシーン以外にも移動撮影が素晴らしいカットがいくつもあるので、映像マニア的にはかなりポイントの高い映画だと思います。ちなみに撮影監督はジョン・R・レオネッティ。70sモンスター映画の傑作リメイク『ピラニア3D』や本作の監督ジェームズ・ワンの家ものホラー『死霊館』なども撮っている人ですね。

↓立体駐車場のシーンのメイキング


あと、この映画、銃映画としてもかなりポイント高いです。
珍しい銃が出てくるわけではないのですが、ショットガンで壁を壊す、足を吹っ飛ばす、拳銃で脳みそぶちまけるなど、銃の破壊力を示したシーンが多いのが銃好きとしてはいいですね。素人が銃を持った相手とどう戦うのかもなかなか練られたアクションになっています。銃から逃れるのを見るたびにおおっ!となった珍しい映画です。

これはどうでもいい話ではありますが、ジェームズ・ワン監督は70年代のアメリカ映画が大好きな人なので、本作も70年代の名作へのオマージュが見られます。わかりやすいのがマーティン・スコセッシの大傑作『タクシードライバー』 (1976)の銃購入シーンやカチコミ前の服装など。下の動画のシーンが最大の参照元になっているのですが、他にもネタになっているシーンやテーマ的な部分の共通点などを『タクシードライバー』の本編を見て確認してもらえればと思います(これもAmazonで配信してます)。他にもサム・ペキンパー監督の暴力映画の傑作『わらの犬』(1971年)や、チャールズ・ブロンソン主演『狼よさらば』(1974年)の影響も見られました。どれも今見ても面白い映画ですので、ぜひ見てください。
 

ジェームズ・ワン監督と言えば、『SAW』や『死霊館』のようなホラーのイメージが強い監督ですが、本作で見せたアクション描写力はかなりのもの。この成功があったからか、超大作の『ワイルド・スピード SKY MISSION』に抜擢されています。ジェームズ・ワン監督は今度DCコミックスの『アクアマン』を監督するようなので、こちらも楽しみにしています(DCの映画は不調が続いているので不安もありますが)。

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