雑多庵 ~映画バカの逆襲~

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世界で最も有名な映画賞、米アカデミー賞のノミネーションが発表されました。

アカデミー賞はハリウッドの組合のアカデミー会員による投票で決まる内輪の賞なので、必ずしも作品の質では決まっていませんし、アカデミー会員に嫌われている人はノミネートすらされなかったりするのですが、有名な賞であることには間違いないです。これがカンヌ国際映画祭だとまったく事情が異なるのですが、アカデミーだと割と予想ができそうなのでしてみます。

作品賞
「アメリカン・スナイパー」
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
「6才のボクが、大人になるまで。」
「グランド・ブダペスト・ホテル」
「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」
「Selma」
「博士と彼女のセオリー」
「セッション」

「6才の~」と「グランド~」は公開済み、どちらも鑑賞済みです。「Selma」はキング牧師の伝記映画でまだ日本公開が決まっていないようですね。アメリカ映画界はマイノリティーに配慮しなければならないとの暗黙の了解があるのでそれでノミネートされてそうです。今年のアカデミー賞は黒人のノミネートがほとんどされていないのが問題となっていますが。それにしても、8作中4作が実話ものかよ!最近のアカデミーはずっとそうだけど、実話ものしか興味ないんかい!管理人激押しの「ゴーン・ガール」が入っていないのも残念。アカデミー賞はSFやサスペンス、コメディ作品がノミネートされることはめったにありませんが、今年も例外ではないようです。
評判が良いものは多いのですが、『グランド・ブダペスト・ホテル』と『6才のボクが、大人になるまで。』の決戦になるかと思われます。この二本の公開当時の評価はかなりのものでしたし、小規模の公開ながら大ヒットしていること、オールスターキャストで時代をまたいだストーリーでミニチュアを使った撮影やスクリーンサイズで時代表現をした「グランド」は映画愛の深さ、12年間少しづつ撮り続けた「6才の」は映画を製作することへの挑戦と考えられてアカデミーの同業者に響くポイントです。
管理人の予想は12年間撮り続ける執念が響くと考えて『6才のボクが、大人になるまで。』

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監督賞
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ「バードマン あるいは~」
リチャード・リンクレイター「6才のボクが、大人になるまで。」
ベネット・ミラー「フォックスキャッチャー」
ウェス・アンダーソン「グランド・ブダペスト・ホテル」
モルテン・ティルドゥム「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」

近年は大変なプロジェクトを成功に導いたことを評価されての受賞が多い傾向があるのでこちらも作品賞に続いて「6才の~」のリチャード・リンクレーターと予想します。

主演男優賞
スティーブ・カレル「フォックスキャッチャー」
ブラッドリー・クーパー「アメリカン・スナイパー」
ベネディクト・カンバーバッチ「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」
マイケル・キートン「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
エディ・レッドメイン「博士と彼女のセオリー」

日本でも人気のイケメン俳優が多めの主演男優賞ですが、会員で一番多いのがおじいさんの脇屋の俳優というアカデミー賞は若手イケメンスターには受賞させない傾向があるので、作品自体の評判の高さや役のハマり具合を考えてマイケル・キートンが来るのではと。

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「バードマン」はティム・バートン版バットマンでバットマンを演じたマイケル・キートンがバードマンを演じて有名になったものの、一発屋みたいになっちゃったオッサンを演じるという自虐ネタで奮闘!

主演女優賞
マリオン・コティヤール「サンドラの週末」
フェリシティ・ジョーンズ「博士と彼女のセオリー」
ジュリアン・ムーア「アリスのままで」
ロザムンド・パイク「ゴーン・ガール」
リース・ウィザースプーン「Wild」

これはキャリアと近年の活躍が素晴らしいジュリアン・ムーアがそろそろ受賞するのかなぁと思ったり。前哨戦となる賞も受賞してますし。認知症の役らしいので、病人演技に弱いアカデミー的にはかなり強いかと。でも、怖すぎる嫁を見事に演じたロザムンド・パイクが受賞してほしかったりもする。

助演男優賞
ロバート・デュヴァル「ジャッジ 裁かれる判事」
イーサン・ホーク「6才のボクが、大人になるまで。」
エドワード・ノートン「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
マーク・ラファロ「フォックスキャッチャー」
J・K・シモンズ「セッション」

助演男優はキャラクターの強さがポイントで、主演が少ないベテラン系の人がとることが多いのでJ・Kシモンズ

助演女優賞
パトリシア・アークエット「6才のボクが、大人になるまで。」
ローラ・ダーン「Wild」
キーラ・ナイトレイ「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
エマ・ストーン「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
メリル・ストリープ「イントゥ・ザ・ウッズ」

またメリル・ストリープかよ!ジジイにモテモテやな!
まだ日本公開されていないものが多いのですが、これもキャリアの長さとハマり具合を考えてパトリシア・アークエットで!

Whiplash.jpg
ビッグバンドのドラマーの話なんだから「セッション」って邦題は変じゃね?と思うんですけど、どうなんですかね

脚本賞
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥほか「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
リチャード・リンクレイター「6才のボクが、大人になるまで。」
E・マックス・フライ、ダン・ファターマン「フォックスキャッチャー」
ウェス・アンダーソン「グランド・ブダペスト・ホテル」
ダン・ギルロイ「Nightcrawler」

脚本賞はアカデミー賞登竜門的な意味合いが強いのと、オリジナリティが評価される傾向があるので「グランド・ブダペスト・ホテル」かなと。

脚色賞
「アメリカン・スナイパー」
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
「インヘレント・ヴァイス(原題)」
「博士と彼女のセオリー」
「セッション」

は観てないのしかないから知らん!なんとなく 「博士と彼女のセオリー」で。

撮影賞
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
「グランド・ブダペスト・ホテル」
「イーダ」
「ターナー、光に愛を求めて」
「アンブロークン(原題)」

前作「ゼロ・グラビティ」での超絶カメラワークと長回しで受賞し、今作ではまさかのワンカット劇を成立させたという天才撮影監督エマニュエル・ルベツキが「バードマン」で受賞でしょ!

Grand Buda
この色使いでファンシーな映画に見えるが、実はナチ映画だったりもする。過去記事で紹介しました。

美術賞
「グランド・ブダペスト・ホテル」
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
「インターステラー」
「イントゥ・ザ・ウッズ」
「ターナー、光に愛を求めて」

衣装デザイン賞
「グランド・ブダペスト・ホテル」
「インヘレント・ヴァイス(原題)」
「イントゥ・ザ・ウッズ」
「マレフィセント」
「ターナー、光に愛を求めて」

メイク・スタイリング賞
「フォックスキャッチャー」
「グランド・ブダペスト・ホテル」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

上の三つはたぶんグランド・ブダペスト・ホテルがとっていくかな

視覚効果賞
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」
「猿の惑星:新世紀(ライジング)」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
「インターステラー」
「X-MEN:フューチャー&パスト」

これは猿の惑星:新世紀のリアルすぎる猿のモーションキャプチャーと毛並や表情の表現がすごかった!

Dawn of the
「猿の惑星:新世紀」の勇ましすぎるポスター。映画の後半の猿たちの決起シーンは下手な戦争映画より燃える。戦車に乗ってマシンガンをぶっ放す猿のカッコよさったら!

作曲賞
「グランド・ブダペスト・ホテル」
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
「インターステラー」
「ターナー、光に愛を求めて」
「博士と彼女のセオリー」

「インターステラー」はハンス・ジマーのパイプオルガンを使ったスコアが印象的で管理人がハンス・ジマーのファンということもあって受賞してほしいのですが、なんとなくこれも「グランド・ブダペスト・ホテル」がとる予感。どんな曲だったか忘れたけど!他のノミネート作品観てないから分からんがな!

編集賞
「アメリカン・スナイパー」
「6才のボクが、大人になるまで。」
「グランド・ブダペスト・ホテル」
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
「セッション」

これは12年分の映像をまったく違和感なく、しかもダレさせることなく3時間見せた「6才のボクが、大人になるまで。」かなぁと。

音響編集賞と録音賞については劇場で確認しないと判断できないっす!なんとなくどちらも「アメリカン・スナイパー」かな?

歌曲賞、外国語映画賞、短編アニメーション、ッ長編・短編ドキュメンタリー、短編実写については観てないものがほとんどなので予想はできません!!

長編アニメーション賞

「ベイマックス」
「ザ・ボックストロールズ(原題)」
「ヒックとドラゴン2(原題)」
「ソング・オブ・ザ・シー(原題) / Song of the Sea」
「かぐや姫の物語」

これは売上や子どもに受けること、技術的な要素などが関係するので、ほとんどディズニーの独壇場なのですが、なぜか管理人激押しのLEGOムービーがない!?アメリカでは去年公開の映画の売り上げトップ10にアニメーションで唯一入っていたのに!!??あれだけ絶賛されたのに!!!???・・・もうわけわかりませんが、単純に売り上げやアニメーション技術の凄さ、評判を考えると「ベイマックス」じゃないかなと。ジブリの「かぐや姫の物語」が入っているのが日本人的には面白いところですけど、公開規模は大きくはないし、アメリカでは主流ではない手書きアニメということで子供受けはそんなにしないし、世界配給をしているディズニー的には自分のところのベイマックスを受賞させたいんじゃないかなと思います。もしかしたら、その手書きの実験的表現を評価するかもしれません。宮崎駿監督の先輩の高畑勲監督が受賞したら面白いんですけど。

授賞式まであと一ヶ月ちょっとですけど、この間に各映画会社によるロビー活動(会員の皆さんに投票してもらえるようにパーティしたり、広報活動したりするんです)があるし、関係者の問題発言があったりするといろいろ変わるのですが、いくつかは当てている自信があります!

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