雑多庵 ~映画バカの逆襲~

管理人イチオシの新作映画を紹介するブログです。SF、ホラー、アクション、コメディ、ゲーム、音楽に関する話が多め。ご意見・ご感想、紹介してほしい映画などあれば「Contact」からメッセージを送ってください。あと、いいお金儲けの話も募集中です。

久々に狂った映画をみました
紹介はかなり難しいです。というのもね、普通に見ていても話がほとんど伝わってこないのですよw

Hard to be god

あらすじ
舞台は、とある惑星の都市アルカナル。地球から800年ほど遅れ、中世ルネッサンス期を迎えているかのようなこの地に、地球から科学者・歴史家らの調査団が派遣された。しかし彼らが目にしたのは、権力を持った商人たちによる圧政、殺戮、知的財産の抹殺であり、20年が経過しても文化発展の兆しは全く見られない。地球人の1人、ドン・ルマータは、知識と力を持って現れた神のごとき存在として惑星の人々から崇められていた。だが、政治に介入することは許されず、ただただ権力者たちによって繰り広げられる蛮行を傍観するのみであった…。(メイン上映館のユーロスペースの紹介記事より引用)

引用させていただきました。

いつもならば自分で書くのですが、あえての引用です。なぜなら、普通に映画を観ていてもさっぱり話が伝わってこないというか、言われてそういう話だったもなぁと思う程度でしか記憶に残っていなかったからです。難解と言うよりはストーリーはどーでもいいと考える方が適切です。絶えず見せられる狂った映像の洪水におぼれる感覚です。観ればわかります。そして、激しく疲れます。なにせ、ドラマらしきものがみつからないまま狂ったものを3時間近くみせられるわけですから。

野蛮人しかいません
狂っていると書きましたが、要は野蛮人しかいない惑星だと思っていただければ問題ないです。

一応、主人公は地球人で惑星では神様の家系扱いされているようですが、別に主人公が品行方正でも理性的な人間という描き方はされておらず、周りの野蛮な世界に順応してダラダラ過ごしている雰囲気です。そりゃ、道端で堂々と立ちションしていたり、ほとんど会話が成立しない人ばかりだったらどーでも良くなるわ。

神様もつらいよ
現代を訳すと「神様でいるのはつらい」となるようです。
主人公は神様扱いはされているものの、大して崇められている雰囲気はないし、政権争いに巻き込まれるし、しょっちゅう雨が降って道は泥だらけだし、ウサギやら犬やらの死体がぶら下がっているし、周りは野蛮人だらけとまぁ、最悪すぎる環境。出る人みんな、唾吐くか鼻すすってばかりだし、メシマズ描写も連続しているので気分が悪くなってくること請け合いw とりあえず謎の笛を吹いてそれなりに文化的活動らしきことをして気分を晴らす主人公。音はアルトサックスっぽかったけど、クレジットもロシア語なのでまったく分からん・・・。やたらいい音とメロディがモノクロの泥んこ世界の中で印象に残ります。

これがホントのSEKAI NO OWARI
糞尿!はらわた!チンポ!頭いいやつは処刑!

ザックリと本作の世界をまとめるとこうなります。全編がモノクロで描かれていることも手伝って泥なのかウンコなのか良く分からないものが画面のどこかに常にこびりついています。さらには唐突にはらわたが飛び出てきますし、無駄に生チンポが映ります。日本の映倫は性器にはモザイク必須みたいなんですけど、あまりに狂ったものが連続するからか、チンポぐらいはどうでもいいやと審査する人もなってしまったのでしょう(笑)あと、野蛮人しかいない世界なので勉強できて面倒なことをうだうだ言っているやつはぶっ殺されます!この未来のない感じと言うか、醜く、暴力的な終末的世界が800年ぐらい前の地球と同じだとする設定も恐ろしいなと。同じとは言っても学者は残らず殺されているのでこの世界にルネサンスは来ないし、モダニズムも来ません。民主主義も差別の是正もなし!暴力と権力が支配する世界がこの惑星では続くのです!

読売新聞の紹介欄でも書かれていたけど、ピーテル・ブリューゲルの絵のイメージが本作の世界観にかなり近いです

death[1]1
『死の勝利』(1562) この混沌とした世界に死のイメージがぶち込まれる感覚ですよ

あと面白いのは、フェイクドキュメンタリーのような雰囲気が所々感じられるところです。カメラと被写体の距離が近いからかカメラにぶつかりそうになる場面は頻繁にあるし、何故かカメラ目線でセリフを言ってくる場面があるのが面白いです。この効果によってクレイジーであり得ない世界のようなこの惑星が実はあるんじゃね?!と思えてきます。妙な生生しさがあるのですよ。

万人にはすすめません、この予告編でピンときた人に見に行っていただければいいと思います。
予告の雰囲気が3時間続くので(笑)



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