そんなに需要もなさそうなんで、春期のときはやっていませんでしたが、なんとなく再開。
まぁ、それなりに時間を使った気もするので、せっかくだからブログのネタにはしておこうと。
春期に見たものについても書いておきます。
で、以下が見たもののリストです。
最近は週に45本ぐらい新作のアニメが放送されるので全てチェックするのはほとんど無理。
2017年春
・アリスと蔵六
・サクラクエスト(2クール放送)
・月がきれい
・RE CREATERS(2クール放送)
・有頂天家族2
・アトム ザ ビギニング
・正解するカド
・リトルウィッチアカデミア(2クール目)
2017年夏
・賭ケグルイ
・活劇 刀剣乱舞
・異世界食堂
・ナナマルサンバツ
・最遊記 RELOAD BLAST
・アクションヒロイン チアフルーツ
・メイドインアビス
・ウルトラマンジード(アニメじゃないけど)
・ボールルームへようこそ
・プリンセス プリンシパル
・魔法陣グルグル
・NEW GAME!!
・THE REFLECTION
上に挙げたもの以外にも見たものはあるのですが、開始5分で再生停止、早送りなど真面目に見ていない場合が多く、早送りしないで1話だけでもちゃんと見たものをあげています。
以下、簡単な感想をば
2017年春の場合
・アリスと蔵六
大塚明夫がおじいさんの役が聴き所。大塚芳忠も出演しているので、声優会のダブル大塚の競演を聴くことができる珍しい作品です。他にも出演者が有名どころばかりを起用しているので、聴きどころが多い作品なのかなと。まぁ、アニメーションとしての驚きは少ない無難な絵が多いので、キャラ萌えする人じゃないと絵的な満足感は少ないかな。
・サクラクエスト(2クール放送)
筆者の故郷、富山に本社があるPAWorksの新作。
地方の町おこし題材にした作品ですが、なんと舞台がどう見てもPAWorksがある富山県南砺市なんですよ(笑)地元の人間がみれば絶対わかる。富山ネタをさりげなく大量投入しているので、その辺を今度書こうかなと思いますが、継続的な町おこしをいかに達成するかの答えをどう出すかに注目です。
・月がきれい
春期に見たもので最もよかったのがこちら。
中学生の恋愛なんて、卒業から10年ほどたったオジサンにはほとんど興味のない話なんだが、どういうわけか、これは引き込まれるものがあった。主人公の男の子が文学青年でモハメド・アリのポスターを部屋に貼っていて、電気のON/OFFをするヒモを使ってシャドーボクシングをしている姿にグッと来たのがその理由かもしれない。そんなボンクラ主人公が不器用なりに恋愛をしていく姿を応援したくなったからかもしれない。LINEを使ったコミュニケーションの描写や妙にモジモジしたところ、妙に生々しい女子の会話などにリアルさを感じたからかもしれない。とにかく、絵的・演出的にもノリノリな最終話には「お前ら幸せになれよ!」と言いたくなること必至だ。それにカバー曲の使い方がまた秀逸なのですよ。Charaの「やさしい気持ち」とかEvery Little Thingの「Fragile」とかが出演もしている東山奈央さんによるカバーで流れるのですが、シンプルなアレンジもあってとても良い。
・RE CREATERS(2クール放送)
Black Lagoonの作者が原案や脚本、キャラクター原案までかかわっているオリジナル作品。
作品内のラノベやゲームなどの登場人物が現実世界に現れたら?という妄想を展開。2クール目は敵を倒すために作品の垣根を超えたアベンジャーズを結成する!という超展開。総集編が単なるまとめ映像ではなく、計画的にシリーズの一話として組み込まれた秀逸な出来だった。一番面白いのがこの総集編だったりするのは問題だが。
・有頂天家族2
PAWorksは春期はサクラクエストとこれの2本ラインで制作。
森見登美彦の摩訶不思議な原作を見事にアニメ化。デザイン、動き、背景、演出、音楽、出演者の演技のどれもが高いレベルで12話実現した良作。アニメの現場の多くがフリーの人間に支えられている中、絵コンテや演出、原画など作画にかかわるスタッフのほとんどがPA所属スタッフで構成されているのに驚き。内製を強化する方針のPAWorksの努力が実った結果としての安定したクオリティなのだろう。
・アトム ザ ビギニング
オープニングで見事な動きがいくつも出てくるので、オープニングだけでも見とけ!
磯光雄のものと思われるエフェクトが最高です。
・正解するカド
東映アニメーションの3DCGによるアニメ制作企画にして、オリジナルのSF作品。
スケールの大きいSFを展開しているのが魅力的で、作画とハイブリッドになったCGのモデリングや表情付けも見どころ。この続きどうなんの?!と引き込むシリーズ構成も秀逸だったが、最後はキャラクターに寄ったお話になっていたのが少し残念。このままハードなSFに行ってほしかった気もするが、アニメだとキャラクターを大事にしなければいけないから難しいのかな。とはいえ、久しぶりに引き込まれたSF作品だったことは間違いない。
・リトルウィッチアカデミア(2クール目)
スーパーアニメーター吉成曜の監督作。この人が監督で絵がダメなわけがなく、アニメーション本来の動きの楽しさを追求したようなシーンの連発が心地よい。最終話は超豪華作画陣を投入した強力なカットのつるべ打ち!
2017年夏の場合
全部紹介するのも面倒なので、特によかったのを抜粋。
・アクションヒロイン チアフルーツ
今期最も面白い(筆者にとってですが)のがこちら。
何も知らずに見始めたら、冒頭から70sの特撮作品へのオマージュにあふれたオープニングが始まり、その後もご当地ヒーローを題材にした熱いスポ根的展開の連続。妹のためにヒーローショーを自分たちでやろうということから始まるが、特訓シーンをきちんと描くところにグッとくる。着替えるときに背中に湿布がいっぱい貼ってあるとか、ヒーローオタクで身体能力抜群の女の子が出てくるとか(一話のアクションがウルトラマンからの引用だったり、宇宙刑事ギャバンのパロディまで出てくるあたり脱帽です!)オヤジの心を刺激する要素がとても多い。この感覚なんだろうと思って気づいたのが島本和彦のパロディ満載の熱血漫画。アレが好きな人は間違いなく楽しめます!!下のビジュアルからは想像できない世界です。
・メイドインアビス
キャラクターデザインに黄瀬和哉、クリーチャーデザインに吉成鋼、美術監督に増山修、音響監督に山田陽、シリーズ構成・脚本に倉田英之と超豪華なスタッフで制作された作品。画面の密度がかなりのもので、美術や小道具のデザインが非常に上手い。巨大な空洞の底にモンスターがはびこる世界観と合わせて絵の持つパワーを感じさせる作品。
・ボールルームへようこそ
ユーリ!でスケートの作画が出てきたと思ったら、今度は社交ダンス漫画をアニメ化。
フィギュアスケートとは身体の使い方がまた違うのだが、筋肉や骨の感じまで描いた線の多いキャラクターデザインで社交ダンスの腰の動きや重量感を表現するとなると間違いなく大変。だからなのか、省エネするカットも多く、物足りなさも少し感じるのだが、凄腕のアニメーターでもある板津監督のこだわりには期待したい。なんと、絵コンテに某名監督も参加しているらしいので(本人に聞いたから間違いないのだが)、そのあたりも注目だ!
・THE REFLECTION
まだ一話しか見ていないので評価はしにくいが、惡の華や蟲師など一風変わった作品を作ってきた長濱監督はやはり変わったものを作ってきた。マーベルのコミック映画のほとんどの原作者であるスタン・リーとのコラボで制作された動くアメコミである。女の子の顔が少しかわいい感じになっているあたり、日本のアニメだなと思うのだが、ルックはまさにアメコミ。こんなの見たことない。今後に注目したい一本。
以上、最近見たテレビアニメの話でした。では、また次回!!
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まぁ、それなりに時間を使った気もするので、せっかくだからブログのネタにはしておこうと。
春期に見たものについても書いておきます。
で、以下が見たもののリストです。
最近は週に45本ぐらい新作のアニメが放送されるので全てチェックするのはほとんど無理。
2017年春
・アリスと蔵六
・サクラクエスト(2クール放送)
・月がきれい
・RE CREATERS(2クール放送)
・有頂天家族2
・アトム ザ ビギニング
・正解するカド
・リトルウィッチアカデミア(2クール目)
2017年夏
・賭ケグルイ
・活劇 刀剣乱舞
・異世界食堂
・ナナマルサンバツ
・最遊記 RELOAD BLAST
・アクションヒロイン チアフルーツ
・メイドインアビス
・ウルトラマンジード(アニメじゃないけど)
・ボールルームへようこそ
・プリンセス プリンシパル
・魔法陣グルグル
・NEW GAME!!
・THE REFLECTION
上に挙げたもの以外にも見たものはあるのですが、開始5分で再生停止、早送りなど真面目に見ていない場合が多く、早送りしないで1話だけでもちゃんと見たものをあげています。
以下、簡単な感想をば
2017年春の場合
・アリスと蔵六
大塚明夫がおじいさんの役が聴き所。大塚芳忠も出演しているので、声優会のダブル大塚の競演を聴くことができる珍しい作品です。他にも出演者が有名どころばかりを起用しているので、聴きどころが多い作品なのかなと。まぁ、アニメーションとしての驚きは少ない無難な絵が多いので、キャラ萌えする人じゃないと絵的な満足感は少ないかな。
・サクラクエスト(2クール放送)
筆者の故郷、富山に本社があるPAWorksの新作。
地方の町おこし題材にした作品ですが、なんと舞台がどう見てもPAWorksがある富山県南砺市なんですよ(笑)地元の人間がみれば絶対わかる。富山ネタをさりげなく大量投入しているので、その辺を今度書こうかなと思いますが、継続的な町おこしをいかに達成するかの答えをどう出すかに注目です。
・月がきれい
春期に見たもので最もよかったのがこちら。
中学生の恋愛なんて、卒業から10年ほどたったオジサンにはほとんど興味のない話なんだが、どういうわけか、これは引き込まれるものがあった。主人公の男の子が文学青年でモハメド・アリのポスターを部屋に貼っていて、電気のON/OFFをするヒモを使ってシャドーボクシングをしている姿にグッと来たのがその理由かもしれない。そんなボンクラ主人公が不器用なりに恋愛をしていく姿を応援したくなったからかもしれない。LINEを使ったコミュニケーションの描写や妙にモジモジしたところ、妙に生々しい女子の会話などにリアルさを感じたからかもしれない。とにかく、絵的・演出的にもノリノリな最終話には「お前ら幸せになれよ!」と言いたくなること必至だ。それにカバー曲の使い方がまた秀逸なのですよ。Charaの「やさしい気持ち」とかEvery Little Thingの「Fragile」とかが出演もしている東山奈央さんによるカバーで流れるのですが、シンプルなアレンジもあってとても良い。
・RE CREATERS(2クール放送)
Black Lagoonの作者が原案や脚本、キャラクター原案までかかわっているオリジナル作品。
作品内のラノベやゲームなどの登場人物が現実世界に現れたら?という妄想を展開。2クール目は敵を倒すために作品の垣根を超えたアベンジャーズを結成する!という超展開。総集編が単なるまとめ映像ではなく、計画的にシリーズの一話として組み込まれた秀逸な出来だった。一番面白いのがこの総集編だったりするのは問題だが。
・有頂天家族2
PAWorksは春期はサクラクエストとこれの2本ラインで制作。
森見登美彦の摩訶不思議な原作を見事にアニメ化。デザイン、動き、背景、演出、音楽、出演者の演技のどれもが高いレベルで12話実現した良作。アニメの現場の多くがフリーの人間に支えられている中、絵コンテや演出、原画など作画にかかわるスタッフのほとんどがPA所属スタッフで構成されているのに驚き。内製を強化する方針のPAWorksの努力が実った結果としての安定したクオリティなのだろう。
・アトム ザ ビギニング
オープニングで見事な動きがいくつも出てくるので、オープニングだけでも見とけ!
磯光雄のものと思われるエフェクトが最高です。
・正解するカド
東映アニメーションの3DCGによるアニメ制作企画にして、オリジナルのSF作品。
スケールの大きいSFを展開しているのが魅力的で、作画とハイブリッドになったCGのモデリングや表情付けも見どころ。この続きどうなんの?!と引き込むシリーズ構成も秀逸だったが、最後はキャラクターに寄ったお話になっていたのが少し残念。このままハードなSFに行ってほしかった気もするが、アニメだとキャラクターを大事にしなければいけないから難しいのかな。とはいえ、久しぶりに引き込まれたSF作品だったことは間違いない。
・リトルウィッチアカデミア(2クール目)
スーパーアニメーター吉成曜の監督作。この人が監督で絵がダメなわけがなく、アニメーション本来の動きの楽しさを追求したようなシーンの連発が心地よい。最終話は超豪華作画陣を投入した強力なカットのつるべ打ち!
2017年夏の場合
全部紹介するのも面倒なので、特によかったのを抜粋。
・アクションヒロイン チアフルーツ
今期最も面白い(筆者にとってですが)のがこちら。
何も知らずに見始めたら、冒頭から70sの特撮作品へのオマージュにあふれたオープニングが始まり、その後もご当地ヒーローを題材にした熱いスポ根的展開の連続。妹のためにヒーローショーを自分たちでやろうということから始まるが、特訓シーンをきちんと描くところにグッとくる。着替えるときに背中に湿布がいっぱい貼ってあるとか、ヒーローオタクで身体能力抜群の女の子が出てくるとか(一話のアクションがウルトラマンからの引用だったり、宇宙刑事ギャバンのパロディまで出てくるあたり脱帽です!)オヤジの心を刺激する要素がとても多い。この感覚なんだろうと思って気づいたのが島本和彦のパロディ満載の熱血漫画。アレが好きな人は間違いなく楽しめます!!下のビジュアルからは想像できない世界です。
・メイドインアビス
キャラクターデザインに黄瀬和哉、クリーチャーデザインに吉成鋼、美術監督に増山修、音響監督に山田陽、シリーズ構成・脚本に倉田英之と超豪華なスタッフで制作された作品。画面の密度がかなりのもので、美術や小道具のデザインが非常に上手い。巨大な空洞の底にモンスターがはびこる世界観と合わせて絵の持つパワーを感じさせる作品。
・ボールルームへようこそ
ユーリ!でスケートの作画が出てきたと思ったら、今度は社交ダンス漫画をアニメ化。
フィギュアスケートとは身体の使い方がまた違うのだが、筋肉や骨の感じまで描いた線の多いキャラクターデザインで社交ダンスの腰の動きや重量感を表現するとなると間違いなく大変。だからなのか、省エネするカットも多く、物足りなさも少し感じるのだが、凄腕のアニメーターでもある板津監督のこだわりには期待したい。なんと、絵コンテに某名監督も参加しているらしいので(本人に聞いたから間違いないのだが)、そのあたりも注目だ!
・THE REFLECTION
まだ一話しか見ていないので評価はしにくいが、惡の華や蟲師など一風変わった作品を作ってきた長濱監督はやはり変わったものを作ってきた。マーベルのコミック映画のほとんどの原作者であるスタン・リーとのコラボで制作された動くアメコミである。女の子の顔が少しかわいい感じになっているあたり、日本のアニメだなと思うのだが、ルックはまさにアメコミ。こんなの見たことない。今後に注目したい一本。
以上、最近見たテレビアニメの話でした。では、また次回!!
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