今回紹介する『見えない目撃者』は2015年に制作された同名の韓国・中国合作映画の日本版リメイクです。
事故で弟を失い、自身も目が見えなくなった元女性警官が誘拐事件を「目撃」する。
しかし、視覚障がい者の証言は目撃証言として不十分と判断されてしまう。
誘拐の被害者を救うため、独力で捜査を始める女性は、その過程でもう一人の目撃者の高校生と出会う。
高校生の協力を得て被害者の行方を捜す女性。果たして、被害者を救うことはできるのか!?
リメイク元になった映画は未見です。
このぐらいがちょうどいい
このテのサスペンスものは日本で成功している例は最近ほとんどなかった気もするのですが、
本作はかなり良いと思います。サスペンスを最後まで維持されており、追う側と追われる側両方のチェイスシーンあり、犯人の目的の謎解きあり、最後は犯人との直接対決ありで飽きさせない展開の連続です。
ただ、傑作!絶対見ろ!!というほどでもありません。
言ってしまえば、普通に面白い。犯人の正体も勘の良い人ならたぶんすぐにわかるし、特段予想外な展開もないし、全体的に「こうだよねー」の連続。安心して見られます。
何となく映画見たいなーぐらいの気分の時に見るにはこのぐらいがちょうどいいんですよ。
R-15指定ということで多少グロ描写もあるんだろうと思ってみておりましたが、ホラー映画に慣れている人なら普通、そうでない人はちょいグロ程度。よほど苦手な人でない限りは途中退場したくなるほどではないでしょう。あくまでエンタメの範囲です。この辺りもちょうどいい。
吉岡里帆の熱演ぶりが良い!
この映画の最大の魅力は主演の吉岡里帆さんの熱演じゃないかと思います。
序盤を除くすべてのシーンで視覚障がい者としての演技をしているのですが、ご本人も相当研究されたらしく、この人は障がいを負ってそれなりの年月を経ているのだなという雰囲気を醸すことができています。実際にハンデのある方に言わせれば違うのかもしれませんが、それっぽさは十分です。
特に盲導犬とのコンビネーションが秀逸で、犬との歩行訓練はかなりやったのではと思われます。
最近はドラマや映画の出演も多く、既に人気のある方ですが、これからも大きい役がどんどん来るのではと思います。ちなみに10月11日公開の『空の青さを知る人よ』では声優として出演されています。『見えない目撃者』でも声の良さが際立っていたので、アニメに出るのも納得。
持つべきものは犬の友達
盲導犬とのコンビネーションが秀逸と書きましたが、それが一番わかるのは後半で犯人から追われるシーン。地下鉄の駅構内を逃げていくのですが、ここで吉岡さんが思いっきり走ります。そこでの犬との連携ぶりが良い。見えてない人が走れんのか?と思われるかもしれませんが、ここの走る状況を作る演出が上手くて、思わず「なるほど!」となりました。詳しくはご覧ください。そして、最大のピンチを救ってくれるのも犬です。相方の高校生は頑張っているけど、一番大事な場面で助けてくれるのは犬です!弟を失って傷心の主人公のメンタルケアをしてくれるのもワンコ!やっぱり持つべきものは犬の友達!!この辺は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも通じるものがあります。
やっぱり犬はいいですなぁー、ってことで今回はおわり。
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事故で弟を失い、自身も目が見えなくなった元女性警官が誘拐事件を「目撃」する。
しかし、視覚障がい者の証言は目撃証言として不十分と判断されてしまう。
誘拐の被害者を救うため、独力で捜査を始める女性は、その過程でもう一人の目撃者の高校生と出会う。
高校生の協力を得て被害者の行方を捜す女性。果たして、被害者を救うことはできるのか!?
リメイク元になった映画は未見です。
このぐらいがちょうどいい
このテのサスペンスものは日本で成功している例は最近ほとんどなかった気もするのですが、
本作はかなり良いと思います。サスペンスを最後まで維持されており、追う側と追われる側両方のチェイスシーンあり、犯人の目的の謎解きあり、最後は犯人との直接対決ありで飽きさせない展開の連続です。
ただ、傑作!絶対見ろ!!というほどでもありません。
言ってしまえば、普通に面白い。犯人の正体も勘の良い人ならたぶんすぐにわかるし、特段予想外な展開もないし、全体的に「こうだよねー」の連続。安心して見られます。
何となく映画見たいなーぐらいの気分の時に見るにはこのぐらいがちょうどいいんですよ。
R-15指定ということで多少グロ描写もあるんだろうと思ってみておりましたが、ホラー映画に慣れている人なら普通、そうでない人はちょいグロ程度。よほど苦手な人でない限りは途中退場したくなるほどではないでしょう。あくまでエンタメの範囲です。この辺りもちょうどいい。
吉岡里帆の熱演ぶりが良い!
この映画の最大の魅力は主演の吉岡里帆さんの熱演じゃないかと思います。
序盤を除くすべてのシーンで視覚障がい者としての演技をしているのですが、ご本人も相当研究されたらしく、この人は障がいを負ってそれなりの年月を経ているのだなという雰囲気を醸すことができています。実際にハンデのある方に言わせれば違うのかもしれませんが、それっぽさは十分です。
特に盲導犬とのコンビネーションが秀逸で、犬との歩行訓練はかなりやったのではと思われます。
最近はドラマや映画の出演も多く、既に人気のある方ですが、これからも大きい役がどんどん来るのではと思います。ちなみに10月11日公開の『空の青さを知る人よ』では声優として出演されています。『見えない目撃者』でも声の良さが際立っていたので、アニメに出るのも納得。
持つべきものは犬の友達
盲導犬とのコンビネーションが秀逸と書きましたが、それが一番わかるのは後半で犯人から追われるシーン。地下鉄の駅構内を逃げていくのですが、ここで吉岡さんが思いっきり走ります。そこでの犬との連携ぶりが良い。見えてない人が走れんのか?と思われるかもしれませんが、ここの走る状況を作る演出が上手くて、思わず「なるほど!」となりました。詳しくはご覧ください。そして、最大のピンチを救ってくれるのも犬です。相方の高校生は頑張っているけど、一番大事な場面で助けてくれるのは犬です!弟を失って傷心の主人公のメンタルケアをしてくれるのもワンコ!やっぱり持つべきものは犬の友達!!この辺は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』にも通じるものがあります。
やっぱり犬はいいですなぁー、ってことで今回はおわり。
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