ヒンディー映画史上最大の興行収益となった作品の日本上陸です!すでにハリウッドリメイクの話もでているとか。ボリウッド(インドの映画産業の中心地ムンバイの旧称ボンベイとハリウッドを組み合わせた言葉)の力は認めざるを得ない状況になってきています。

今回はインド映画です。インド映画といえば、ほぼ確実に歌と踊りのシーンがあるのですが、この作品も例外ではありません。基本はコメディーではあるのですが、笑いあり、涙あり、そしてミステリー要素もあるという様々な要素が合わさったごった煮状態となっています。インド映画にはよくあることですが、上映時間は3時間近くとなっています。とはいえ、バランスよく盛り上がるシーンが配置してあるので、あまり長いとは感じずに一気にみられるようになっています。
~あらすじ紹介~
ラージューとファルハーンは10年前から行方不明になっていた、大学時代の親友ランチョ―がムンバイに戻ってくると知らされる。だが、指定された場所にランチョ―の姿はなく、代わりに三人に恨みを持つ同期がいた。3人はランチョ―の居所を探しに行くことになるのだった。それと平行して10年前の大学時代も描かれる。ムンバイのエリート校に通う3人は問題児。中でもランチョ―は大学の教育方針に疑問を持ち続け、そんなランチョ―の影響によって周囲も変化していく。だが、問題ばかりを起こす3人はある事件によって退学の危機に陥ってしまう。ランチョ―はどこに?そして何者なのか?そして10年前の顛末は?
この映画の面白い部分は基本が学園コメディなのに、インドの教育問題という深刻なテーマも描いているところです。インドはかなりの競争社会で、大学に入るだけでも超高倍率を制しなければならず、入学した後でも過酷な競争が行われています。良い成績をとって有名企業に就職することが重視されている状況があります。劇中に出てくるICE(インド工科大学)はMIT(マサチューセッツ工科大学)よりもレベルが高いと言われており、アメリカとは約12時間の時差があるインドにはアメリカの企業からのエンジニアの求人が多くあります。だから、息子を高給取りのエンジニアにすることが家の安泰になるとされていることも競争を高める一因となっているのです。そんな状況で学生たちは大変なプレッシャーにさらされ、90分に一人が自殺している状況があるそうです。そんな状況にランチョ―は疑問を持つわけです。点取りのための教育は教育といえるのか?就職に自由がなく、エンジニアにしかなれない状況はただしいのか?と。
ランチョ―が何度も言うことであり、映画のタイトルにもなっている「うまくいく(All is well.)」はそんな状況を切り開くためのキーワードとなっています。どんな辛いときでも「うまくいく」と唱え続け、立ち向かっていくことで3人は自らの状況を変えていきます。日本でも就職難といわれていますが、この映画を見れば就活に疲れている方々も元気が出るはず。きっと、うまくいく!
少しギャグがベタすぎる気がしたり(ベタすぎて逆に笑えるんですがw)、先が読めてくるストーリーではありますがインド映画の魅力の詰まった今作は十分に楽しめるエンターテ”インド”メント作品となっています!

今回はインド映画です。インド映画といえば、ほぼ確実に歌と踊りのシーンがあるのですが、この作品も例外ではありません。基本はコメディーではあるのですが、笑いあり、涙あり、そしてミステリー要素もあるという様々な要素が合わさったごった煮状態となっています。インド映画にはよくあることですが、上映時間は3時間近くとなっています。とはいえ、バランスよく盛り上がるシーンが配置してあるので、あまり長いとは感じずに一気にみられるようになっています。
~あらすじ紹介~
ラージューとファルハーンは10年前から行方不明になっていた、大学時代の親友ランチョ―がムンバイに戻ってくると知らされる。だが、指定された場所にランチョ―の姿はなく、代わりに三人に恨みを持つ同期がいた。3人はランチョ―の居所を探しに行くことになるのだった。それと平行して10年前の大学時代も描かれる。ムンバイのエリート校に通う3人は問題児。中でもランチョ―は大学の教育方針に疑問を持ち続け、そんなランチョ―の影響によって周囲も変化していく。だが、問題ばかりを起こす3人はある事件によって退学の危機に陥ってしまう。ランチョ―はどこに?そして何者なのか?そして10年前の顛末は?
この映画の面白い部分は基本が学園コメディなのに、インドの教育問題という深刻なテーマも描いているところです。インドはかなりの競争社会で、大学に入るだけでも超高倍率を制しなければならず、入学した後でも過酷な競争が行われています。良い成績をとって有名企業に就職することが重視されている状況があります。劇中に出てくるICE(インド工科大学)はMIT(マサチューセッツ工科大学)よりもレベルが高いと言われており、アメリカとは約12時間の時差があるインドにはアメリカの企業からのエンジニアの求人が多くあります。だから、息子を高給取りのエンジニアにすることが家の安泰になるとされていることも競争を高める一因となっているのです。そんな状況で学生たちは大変なプレッシャーにさらされ、90分に一人が自殺している状況があるそうです。そんな状況にランチョ―は疑問を持つわけです。点取りのための教育は教育といえるのか?就職に自由がなく、エンジニアにしかなれない状況はただしいのか?と。
ランチョ―が何度も言うことであり、映画のタイトルにもなっている「うまくいく(All is well.)」はそんな状況を切り開くためのキーワードとなっています。どんな辛いときでも「うまくいく」と唱え続け、立ち向かっていくことで3人は自らの状況を変えていきます。日本でも就職難といわれていますが、この映画を見れば就活に疲れている方々も元気が出るはず。きっと、うまくいく!
少しギャグがベタすぎる気がしたり(ベタすぎて逆に笑えるんですがw)、先が読めてくるストーリーではありますがインド映画の魅力の詰まった今作は十分に楽しめるエンターテ”インド”メント作品となっています!
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